トリウム熔融塩炉とは
トリウム熔融塩炉とは、トリウムを親物質として製造されるU-233を核燃料に用いた熔融塩炉のこと
原子力学会の炉物理教科書相当の内容がここに書かれるべきな気もする(原子力発電とは、核分裂とは、中性子スペクトル、\(\eta\)値(中性子再生率)とは、 etc.)が、それはここではないような気もする
トリウムとは #
- 中性子吸収で核分裂性物質U-233になる
- U-233はPu239に比べてMAの生成量が少ない
- U-233はPu-239, U-235に比べて熱中性子領域で\(\eta)\)値が高い
- 熱中性子領域で燃料増殖が狙いやすい
熔融塩炉とは #
- 燃料または冷却剤に熔融塩を利用した原子炉
- 狭義には燃料キャリアが熔融塩のもの
- 使用する熔融塩や燃料、中性子減速の有無など、様々な設計の自由度がある
- 当NPOが主に扱うトリウム熔融塩炉はフッ化物溶融塩を燃料キャリアに用いてU-233を燃料に用いた熱中性子炉